12月12日の給食
- 公開日
- 2024/12/12
- 更新日
- 2024/12/12
職員室
今日の給食は教科書のお話献立(1年国語「おかゆのおなべ」)「黒糖パン・牛乳・チキンとブロッコリーのサラダ・麦のおかゆ風スープ・豆乳プリン」です。
6年生が調理実習の一部をごちそうしてくれたので、写真だけですがそちらもご紹介します。
1年生が現在、国語で学習している物語「おかゆのおなべ」はグリム童話を原作としています。
もともとの題は日本語訳で「甘いおかゆ」といい、物語に出てくる料理は「キビ(黍)」などの雑穀を牛乳で煮た甘いおかゆを指します。
米や麦、雑穀を牛乳で煮た甘いおかゆは「ミルヒライス」「ライスプディング」「カーシャ」「ストラッチ」「アロスコンレチェ」など、様々な名前が付けられて世界中で愛されています。
※ちなみにご家庭で物語風のおかゆを作るときは、牛乳をあたためてごはんを入れて煮、砂糖やバターで好みの味に調えると手軽にできます。
物語の舞台ドイツは、小麦よりも大麦やライ麦などがよくとれる寒い国です。
大麦の粒を野菜といっしょに煮たスープは、この地域の郷土料理の一つです。今回は麦ごはんでおなじみの「押し麦」といんげん豆ペーストを使っておかゆ風のとろみがあるスープにしました。
今日のスープは上学年のみなさんになぜか人気があり、欠席が多かったのにほぼ残食なしというクラスも複数ありました。
1年生や低学年では「おかゆ、ちょっとにがてなんだけど」という声もありましたが、「おこめだ」「おかゆだ」と物語を思い出しながら楽しく食べていたようです。
「ごちそうさまの前にお話の呪文をとなえないと、おわんからスープがあふれるかも?」と1年生に伝えると「たいへんだ!」と教科書や話を覚えている友達から呪文を確認しあい、「なべさん……」と口々に呪文をとなえていました。