第4回授業研究会
- 公開日
- 2015/11/17
- 更新日
- 2015/11/17
現職教育
10月9日(金)に第4回校内授業研究会が行われました。4年3組の国語「読んで考えたことを話し合おう『ごんぎつね』」の授業でした。友達との交流を通して、登場人物の心情を読み取る学習から伝え合う力を育てる授業の提案でした。
課題が提示されると、子どもたちは、今まで読み取ってきたごんの気持ちを振り返り、本時はごんを撃ってしまった兵十の気持ちを読み取っていく学習課題をとらえ、読みの見通しを持つことができました。一人読みの場面では、どの子も読みのもとになる大切な言葉にサイドラインを引いたり、ノートに書いたりしながら、自分なりの考え方をどんどんノートに書いていました。一人読みの時間が確保されていて子どもたちは教材に向かい合い、見つけた気持ちの変化が分かる叙述から考えたことを書くことができました。一人ひとりの読みを認めながら、一人ひとりに適切な教師の言葉かけが読みを深めていました。ペアで自分の考えを伝え合う場面では、自分のノートを見せながら、自分の考えを伝えていました。友だちの考えを聞いて、自分の考えと比べて、自分の考えを確かめていました。全体での練り上げ・学び合いの場面では、友だちの読みからさらに自分の読みを深めていました。授業の振り返りでは、リーフレットに自分が読み取ったことを書いていました。授業感想には、全体での読みの交流から自分の考えが深まったことが多く書かれていました。
指導助言者の研修センターの古川次男先生から文学的な文章の解釈の指導の指導事項、伝え合いの活動(話す・話し合いの指導内容)、言語活動の充実を図る授業を支える3要素(魅力的な学習課題・教師のコーディネート力・親和的なが級集団)等について指導していただきました。