思い出の1ページ

第6回校内授業研究会 「第6学年 算数」

公開日
2017/12/11
更新日
2017/12/11

現職教育

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 12月4日(月)に第6回校内授業研究会で6年1組の算数『比例と反比例』の授業が行われました。既習事項を活用して、自分なりの方法で課題を解決し、その考えを説明し合う活動を通して伝え合う力を育てる授業の提案でした。
 「Y先生からの挑戦状」や「M先生からのこれを使え」の手紙などの導入で、学習意欲を高め、主体的に課題解決に取り組みました。「比例の考え方を使って」「数えない方法を求める」ことを明確にし、学習の見通しを持てるようにしました。既習事項を振り返りながら、どんな比例の考えの既習事項が活用できるか、とらえさせました。表で考える(横にみて)「Xの値が2倍・3倍・・・、Yの値も2倍・3倍・・・になる」、式で考える(X÷Y=決まった数・Y=決まった数×X)、グラフで考える、文で説明する方法が出されました。学習コーナーの既習事項や学びの型の掲示が効果的でした。真剣に聞く態度が主体的な学びを感じさせました。
 自力解決の場面では、自分の考えをノートにどんどん書いていきました。どの子も自分の解決方法を表や式、言葉で分かりやすく表現していました。ノートに工夫して書く学習習慣が身に付いていました。
 学び合いでは、まず、どのように解いたか、自分の考えを説明するペア学習を取り入れました。ペアは意図的に編成し、学び合いや高め合いができるように組まれていました。二人で話し合い、一枚のホワイトボードにペアの考え方・解決方法を記入して、考えごとに分類されたところに掲示しました。どの子にも伝える場を設定し、自分の考えを見直したり、間違いを直したりする場となりました。
 全体での学び合いの場面では、友だちが書いた考えをその意味を読み取って、別の児童が説明し、思考の共有化を図っていました。「まず」「つぎに」「さいごに」などの接続詞を使って、表や式を指し示しながら、説明しました。
 適用問題を解く場面では、比例の関係式を使うより、表を活用して答えを出している子が多く見られました。適用問題は、本時の学習内容の理解の評価や学習内容の確実な定着のために重要です。学習内容を発展させられる問題か、個人差に応じることのできる問題が準備されているか等、検討が必要です。
 授業のまとめでは、キーワードを虫食いにして、自分で考えて書くことで、学習内容を振り返らせていました。一生懸命本時の学習内容を確認して、まとめや感想を文章でまとめました。
学級みんなで伝え合い、学び合う姿がとても印象的でした。

 指導助言の郡山第一中学校校長の味原悦雄先生から、「2030年の社会と子どもの未来と学校の意義にについて」「算数・数学の系統について」「全国学力・学習状況調査結果について」「学習指導要領改訂に関するスケジュールについて」「高校入試の問題について」「大学入試問題と今後の入試検討スケジュール」等、これからの算数・数学教育について指導していただきました。