思い出の1ページ

第5回校内授業研究会 「第3学年 算数」

公開日
2017/12/08
更新日
2017/12/08

現職教育

  • 3259607.jpg
  • 3259608.jpg
  • 3259609.jpg

https://koriyama.schoolweb.ne.jp/0710016/blog_img/10713059?tm=20240815153205

https://koriyama.schoolweb.ne.jp/0710016/blog_img/10716842?tm=20240815153205

https://koriyama.schoolweb.ne.jp/0710016/blog_img/10720092?tm=20240815153205

 11月1日(水)に第5回校内授業研究会で3年2組の算数『円と球』の授業が行われました。既習事項を活用して、自分なりの方法で課題を解決し、その考えを説明し合う活動を通して伝え合う力を育てる授業の提案でした。
 問題場面をしっかりとらえさせるために実物のボールを提示したり、わかっていること、求めることを確認したりして、学習意欲を高めながら、課題をとらえさせました。ボールの入った箱を真上から見た図を提示し、ボールの直径の長さがわかれば、箱の横の長さが求められるという見通しを持たせました。「何を求めるのか」「何で求めるのか」を明確にし、学習の見通しを持てるようにしました。既習事項を振り返りながら、縦の長さを求めるには、「まず、直径を求める」、「次に、その3つ分を求める」ことを確認しました。
 自力解決の場面では、「ボールがぴったり箱に入って28cm」から、直径を求めようとしていました。「ボールが4こで28cm」と捉えた児童は、すぐに立式し、答えを導き出していましたが、「ボールが12こで28cm」と、とらえたり、「真上から見た平面図のボールの直径と縦の長さの関係がとらえられない」「ボールの直径の4つ分28cmが横の長さであるととらえられない」児童は、直径の求め方を試行錯誤していました。立体の球の直径と平面図の円の直径が同じであること、ぴったり入っているので直径の合計が横や縦の長さになること、直径は円や球の中心を通って、一つの円や球にたくさんあることが念頭操作できず、計算の式を立式するのに時間がかかりました。3年生で初めて学習する円や球の概念を確かなものにするには、算数的な活動や具体物や学習内容の可視化が大切であることが分かりました。
 学び合いでは、まず、ノート交換し、友だちがどのように解いたかを考え説明する他者説明をペア学習で取り入れました。一生懸命ノートに書かれた式や図を基に考え方を説明していました。どの子にも伝える場を設定し、自分の考えを見直したり、間違いを直したりしていました。全体での学び合い・練り上げの場面では、友だちが書いた考えをその意味を読み取って、別の児童が説明し、思考の共有化を図っていました。「まず」「つぎに」「さいごに」などの接続詞を使って自分の考えを表現していました。式や図を指し示しながら、説明していました。また、友だちの考えを分かろうとしっかり聞いていました。
 適用問題を解く場面では、どの子も立式し計算して、答えを求めることができていました。適用問題は、学習内容の確実な定着のために必要です。
授業のまとめでは、キーワードを虫食いにして、自分で考えて書くことで、学習内容を振り返らせていました。一生懸命本時の学習内容を確認して、まとめを書く姿が見られました。キーワード方式は効果的でした。