第5回授業研究会
- 公開日
- 2014/11/06
- 更新日
- 2014/11/06
現職教育
10月30日(木)に第5回校内授業研究会が行われました。6年1組の算数『比例と反比例』の授業でした。一人ひとりが既習事項を活用して、自分なりの方法で課題を解決し、考えを伝え合う活動を通して自分の考えを深め、友達とともに学ぶ楽しさを味わわせ、伝え合う力を育てる授業の提案でした。
課題が提示されると、子どもたちは、2つの数が比例していることをとらえ、自分のなりの方法を真剣に考えていました。どの子も自分なりの方法をノートにすらすら書いていました。たくさんの方法が見られました。自分の考えで自力解決できる場と時間が表保障されていて、子どもたちは比例の表を横の関係や縦の関係で考えたり、「Y=きまった数×X」の公式を使ったりして、課題を解決していました。悩んでいる児童にはヒントカードで自力解決できるようきめ細やかに支援されていました。
ペアで考えを話し合う場面では、自分の考え方をノートを使って、伝え合って、いろいろな考えの共通点や相違点につて説明し合っていました。
全体での話し合いでは、「一人で全部話さない。かわりばんこに話す。」ことで話をつないで、みんなで課題を解決しながら思考の共有化を図っていました。「説明上手、聞き上手になろう!」と真剣に友だちの説明を聞く姿が素晴らしかったです。子どもの考えを分かりやすく価値付けながら思考の共有化を図る教師のコーディネイト力が見事でした。今日の学習で学んだことを生かして適用問題もすらすら解いていました。
授業の終わりには自己評価として感想をノートに自分の言葉でまとめ、自己の学びを振り返りました。「生活の中で今日学習したことを生かしていきたい。」と生活に活用していこうとする意欲的な学びの姿も見られました。
導助言者の郡山第一中学校長の滝田文夫先生から子どもたち一人一人が生き生きと学習している姿や多様な考えで課題解決する質の高い学びについて称賛されました。また、郡山第一中学校の先生方や幼稚園の先生方・学校評議委員の方も参観され、子どもたちの意欲的な学びの姿や友だちと伝え合って学ぶ姿に感動していました。