第2回校内授業研究会 「第5学年 算数」
- 公開日
- 2017/07/19
- 更新日
- 2017/07/19
現職教育
6月29日(木)に早稲田大学教職員大学院教授の田中博之先生に来校いただき、第2回校内授業研究会を行いました。5年2組の算数『小数の割り算を考えよう』の授業でした。既習の小数の除法を総合的に活用して、比べ方を考え、数直線や式などを使って、説明する活動を通して伝え合う力を高める授業でした。
前時までの学習では、もとになる数と比較する数が分かっていて、求める数が□で表されていたが、本時は、もとになる数が異なるときの比べ方である。差は30円と同じなのにもとにする数が違うと値段の上がり方が違う。何か新しい解決方法を生み出さないと課題解決できない。既習事項を使って問題を解く必然性や課題解決に挑みたいという主体的な学びのために、学習コーナーのアイテムや既習事項の可視化してあった。「倍に着目させ」、めあてを確認させ、見通しを持たせので、子どもたちは意欲的に課題解決に取り組みました。
自力解決の場面では、掲示してあった既習事項の倍を求める除法や数直線などを手がかりに答えの求め方をノートに書いていました。除法の計算で倍を求めていました。自力解決できるように、教師は個別指導をしていました。
練り上げ・学び合いの場面では、まず、ペアで自分の考えを説明し合っていました。自分のノートの式を手がかりに、友だちに説明していました。伝え合うことで学習内容の確認や修正がなされていました。次に代表の児童が考え方や計算方法を他者説明し、思考の共有化を図っていました。もとにする数が違うときは、倍を使っても比べられることが理解できていました。振り返りの場面では、学習感想で自己の学習状況を振り返り、多面的に自己評価していました。
全体会では、講師の田中博之先生から、研究授業をもとにしながら、「主体的・対話的で深い学び」やアクティブ・ラーニングによる授業評価、新指導要領などについて講演していただきました。
授業研究会で見つかった成果と課題をふまえ、日々の授業改善に生かし、「主体的・対話的で深い学び」実現のため共同実践できることを全校で取り組んでいきたいです。