第5回校内授業研究会
- 公開日
- 2016/11/18
- 更新日
- 2016/11/18
現職教育
10月20日(木)に早稲田大学教職大学院教授田中博之先生を招聘し、第5回校内授業研究会が行われました。2年1組の算数『かけ算(1) 新しい計算を考えよう』の授業でした。
一人ひとりが既習事項をもとに、全体の数の求め方を、乗法を用いて解決できるように工夫して考え、説明する活動を通して伝え合う力を育てる授業の提案でした。
問題提示では、具体物をもとにチョコレートの数を求めることへの意欲を高め、箱の中に何個あるか5のまとまりから提示し、先生が「食べちゃった」ということで仮定の考えを引き出しました。あったものがなくなったことからひき算の考え方に気づかせました。児童は今まで学んだこと「まとまり」という見方・考え方を活用することが明確になったていたので、本時の課題をとらえ、意欲的に解決に向かうことができました。
自力解決の場面では、問題のアレイ図のワークシートに自分の考え方で工夫して求めていました。一人で何通りもの考え方で求めていました。自分の求め方に作戦名をつけることで自分の考え方をより明確にしていました。
ペアで考えを説明し合う場面では、まる図を指し示しながら数のまとまりをどのように考えたか、式で説明していました。また、友だちの考えを分かろうと一生懸命聞く姿が見られました。
練り上げ・学び合いの場面では、思考の共有化を図るために「他者説明」や「思考リレー」を取り入れました。どの子も友だちの考えを堂々と発表していました。
適用問題と学習感想で評価活動を行いました。「新しいやり方で出来て、自分ですごいと思いました。」「友だちの考えでやってみたいと思いました。」「もっと難しい問題をやってみたいです。」「もっと分かりやすく説明したいです。」「○○たい」という感想が多く書かれていました。
講師の田中博之先生から子ども達の説明能力やチャレンジ意欲等子どもの学びの姿を称賛していただきました。
講演会では、研究授業を映像で振り返りながら、活用型の授業の在り方やアクティブラーニング、次の学習指導要領の目指す学びの方向性について講演していただきました。