第4回校内授業研究会
- 公開日
- 2016/11/02
- 更新日
- 2016/11/02
現職教育
10月11日(火)に第4回校内授業研究会が行われました。4年3組の算数『面積のはかり方と表し方』の授業でした。一人ひとりが既習事項をもとに、複合図形の面積をいろいろな考え方で求め、友だちに考え方を図や式、言葉などの多様な表現で説明する活動を通して活用する力を高め、伝え合う力を育てる授業の提案でした。
問題提示では、図形の続きはどういう形になっているか予想が膨らむよう少しずつ提示したことで、児童は興味を持って図形の形を捉え、本時の課題をしっかりととらえることができました。
解決の見通しを持たせるために、図形の特徴に着目させたことで、既習事項を使えば、面積が求めることができるという自分なりの見通しをすぐに持って、子どもたちは意欲的に課題解決に取り組みました。
自力解決の場面では、時間が確保されていたので、図形を長方形に分けたり、移動させたりしながら、長方形や正方形の面積の公式を使って面積を求めていました。一人で何通りもの考えで求めている児童が多数いました。自力解決できるように、子どもの考え方を大切にしながら、面積の求め方につまずいている児童に、教師は個別指導を適切にしていました。
練り上げ・学び合いの場面では、友だちが書いた図や式を別の児童たちがリレー形式でその考えを説明し、思考の共有化を図っていました。リレー形式で発表させることで多くの児童が説明に参加することができました。また、自分の考えと同じ考えに付箋を貼ることにより、自分の考えを確かなものにしていました。
適用問題の解決方法をペアで説明し合う場面では、自分の図を見せながら、自分の考えを友だちに分かるように説明していました。友だちの考えを分かろうと一生懸命聞いていました。活発な考えの伝え合いがなされていました。伝え合うことで自分の考えの間違いに気づいて直したり、自分の考えをより確かなものしたりしていて、ペアでの伝え合いは有効でした。
学習感想をしっかりと書いて自己評価や相互評価を図っていました。分かったこと、友だちの考え方のこと、もっと学習したいことなどを書いていました。学びたい意欲がいっぱいでした。
指導助言者の学校教育アドバイザーの武藤公夫先生から、子ども達の学力の高さ、友だちの考えをリレーで説明できる、考えを聴き合える、学び合える学級力、意欲的な学びの姿などについて称賛されました。課題の設定、この単元で身に付けさせたい力、学習内容の数学的価値、評価の視点についても指導していただきました。