第6回授業研究会
- 公開日
- 2015/12/07
- 更新日
- 2015/12/07
現職教育
11月13日(金)に第6回校内授業研究会が行われました。3年1組の算数『小数』の授業でした。既習事項を活用して、友達の考えを読み取り、言葉や数直線、式などを用いて伝え合う活動を通して、小数の理解を深めさせる授業の提案でした。教師が課題を提示し、整数の時と同じような見方をすることを数直線の目盛りに着目させ既習事項を確認し、見通しを持たせていました。
自力解決の場面では、言葉、式、数直線を関連づけながら表現できるように、それぞれが記入できるワークシートが用意されていました。どの子も自分なりの考えをワークシートに一生懸命書いていました。黒板の整数の表し方を見ながら、1つ目の考えができると、2つ目の考えへと意欲的に取り組む姿が見られました。自分の考えで自力解決できる場と時間が保障されていて、どの子も小数2.8を0.1を単位として考え、分解・合成をして小数の加法・減法と関係付けて考えたり、数直線を使って相対的な見方をしたりして多様な方法で表現していました。
全体での学び合い・練り上げの場面では、クイズ形式で友達の考えを読み取って、別の児童が説明し、思考の共有化が図られていました。クイズ形式で楽しく取り組むことができました。小数の多様な表し方をペアでクイズを出し合い、学習内容の定着を図っていました。適用問題もどの子もすらすら解決していました。
授業の振り返りでは「学習感想」で自己評価していました。分かったこと、頑張ったことやもっと知りたいこと、友達のよさなどを意欲的に学習感想に書いていました。
指導助言者の学校教育アドバイザーの武藤公夫先生から、学び合う学級集団作りや学習習慣の育成、算数的な活動、数学的な価値、学習の見通しを持たせる力・思考力の育成、意図的指名、間違いを生かす指導、算数の用語を使った学習のまとめ方について指導していただきました。