学校生活の様子

総合「体の不自由な方に対しての理解を深める学習」

公開日
2024/10/08
更新日
2024/10/08

5年

 5年生の総合で、「あいえるの会」をはじめ、「郡山市聴力障害者協会」、「郡山盲人協会」の皆様方にご協力をいただき、「体の不自由な方に対しての理解を深める学習」を行いました。

 子どもたちはこれまで総合の学習を通して、身体が不自由な方々の困り感や様々な障がいについて調べ、理解を進めてきました。今回の学習では、視覚障がい・肢体不自由・聴覚障がいの3つのブースに分かれ、これまでの自分の学びとつなぎ合わせながら、学習を進めました。

 視覚障がいブースでは、身近にあるユニバーサルデザインや盲導犬について学び、実際に盲導犬を活用して安全に歩行する様子を見ることができました。目が見えない不安の中、盲導犬を信頼して一緒に歩く信頼関係を目の当たりにして、驚く子どもたちの姿が見られました。

 肢体不自由ブースでは、自分で2階に上がることができない、食べることができないなど困っている人が身近にいることを想定し、その人は何に困っていて、どのような工夫をすればみんなと同じように生活することができるかをグループで話し合い、意見を発表しました。環境を一工夫することで、誰もが安心して生活できる社会になっていくことを学びました。

 聴覚障がいブースでは、コミュニケーションの手段は手話だけでなく、身振りや口話など様々な方法でコミュニケーションをとることができること、何よりも「分からないことは分からない」としっかり相手に伝えることが大切であることを学びました。

 子どもたちにとって、このどれもがなかなか経験することのできない貴重な学びとなりました。これからもきっと様々な困り感を抱える方々と一緒に関わり合いながら生きていく子どもたち。その際に今回学んだことを生かして、人としての温かさ、思いやりの心をもって生活していってほしいと思います(*^-^*)