「期待する」ことと「逃げ場所をつくる」こと
- 公開日
- 2017/11/06
- 更新日
- 2017/11/06
桑野小の今
今日は みょうに
気持ちが しずかだ
きのう あんなに
はしゃいでいたのに
きのうの「わたし」と
きょうの「わたし」
まるで ちがう人間みたいだ
そういえば いつかは
ぷりぷりおこってたし
わあわあ泣いた日も
あったっけ
わたしの中に
何人の「わたし」が
いるのだろう
あしたは
どんな「わたし」に
会うのだろう
だから 毎日 新しい
生徒指導上の問題がおきますと、子どもを個別に指導をしたり、家庭訪問をしたりと指導をする機会が多くなってきます。子どもたちは、どんなことであれ、はじめは「しまった」と思っています。ですから、わたしたち大人は、その子どもたちの思いが「もう二度としない」という思いにつながる指導を考えていく必要があります。そのためには、原因や結果を明らかにするだけではなくて、そのことがその子のよさをこわしていることに気づかせる。いわゆる、自分で自分のよさや可能性を引き出せないでいることに気づかせることが大切になってきます。「悪い」からといって叱るだけでは、子どもたちが自分のこれから取るべき方向が見えてこないと考えます。
中学校の校長でなくなられた方は、こう言っていました。「『ものをこわすということは、単にものがこわれるだけでなく、心がこわれていくことでもある』ことを、私たちは肝に銘じてなくてはならない」と。
私たちは、一度過ちをおかすと、簡単に「だめなやつだ」と思ったりすることがあります。そうすることを戒めつつも、子どもたちの失敗の原因やそれにつながる遠因を考える。そして、次にそれをどう生かして子どもたちの立ち直りにつなげていくかということを、家庭と学校が連絡を取り合い、共に考えていくことが大切であると、私は思います。