学校生活の様子

「市合奏祭の舞台で・・・」(平成10年度卒業文集より)

公開日
2015/03/29
更新日
2015/03/29

その他

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 学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
 当時(開校3年目)卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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   市合奏祭の舞台で・・・

 市合奏祭の当日は朝から緊張していたが、本番前の舞台裏ではそれ以上だった。周りのみんなの様子も笑顔は見えたが、その中にも緊張があった。自分達の前に演奏している学校の曲はとても上手に聞こえた。出番を待っている時間はとても長く感じた。どうにか心を落ち着かせようとしたが、なかなか落ち着かなかった。その内、出番が回ってきた。舞台に出ていく時は頭の中は真っ白で、何も考えることはできなかった。でも、心の中は不思議と落ち着いていた。先生の指揮棒があがり演奏が始まる時には、もうほとんど緊張はなくなっていた。演奏をしている間はあっという間だった。
 短い時間だったが、演奏中はみんなの心が一つになった気がした。演奏が終わり舞台を降りると、みんな笑顔で満足そうな顔をしていた。私は今まで長い間演奏をやってきたが、その時初めて自分達の演奏に感動したと思う。中学校三年間目指してきたものが達成された喜びは忘れないだろう。
 私は管弦楽部の中で活動してきてたくさんのことを学んだ。少しずつ積み上げ、一つのものをつくり出すこと。自分だけでなく他の人と協力し助け合うこと。この経験をこれからたくさんのことに生かしていきたい。
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