学校生活の様子

「三年間続けた陸上」(平成10年度卒業文集より)

公開日
2015/03/21
更新日
2015/03/21

その他

 学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
 当時(開校3年目)卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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   三年間続けた陸上

 三年生の時の市の駅伝大会では、僕は選手にはなれなく補欠でした。この駅伝大会に向けて冬の寒い時から陸上競技場で練習をしたり、夏休みに合宿をしたりして駅伝大会に向けて頑張りました。合宿の時の練習はとても辛かったです。それでも僕は一生懸命頑張りました。けれど選ばれませんでした。その時は、とっても悔しくて悔しくて仕方ありませんでした。
 大会当日、一区の選手がスタートしてぶっちぎりでゴールしました。その結果、県大会に進むことができました。県大会でもみんな頑張って4位に入賞することができました。惜しくも上の大会に行く事はできなかったけれど、今まで3年間、選手と補欠の真ん中にいて、選手がうらやましかったけど、県大会で補欠も選手も一つになってやり遂げたということがものすごく胸にこみ上げました。そのとき、3年間一緒に頑張ってきた仲間達の応援と選手は、学校のためと僕らのために走ったことが、僕らのために走ったことが、僕たちに友情を超えた何かが生まれた気がしました。
 陸上を続けたからこそ、生まれる何かがあるということが分かって、僕はとても嬉しかった。この陸上を続けたということを、これからずっと僕の誇りにしたい。
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