今日の3年生美術
- 公開日
- 2009/06/05
- 更新日
- 2009/06/05
教科
3年生の美術では1学期いっぱいを使って、「気持ちの形・思いの色」という単元で抽象表現について学習しています。抽象画というと、大人の方でも何が描いてあるのか分からないから難しいという声がよく聞かれます。抽象画は、形や描かれる対象がはっきりしている具象画に比べて、作品をどう鑑賞したら良いのかも分かりづらいことが要因かもしれません。授業では生徒たちに、抽象表現との出会いとして、イライラ、のんびり、爆発だ〜などの気持ちを心のかたち、心の線として自由に描いてみる練習に取り組ませました。今日からは、前の授業ででつかんだ表現方法を、スパッタリングなど既に学んだ表現方法も駆使して、宮城の海老根地区伝統の海老根和紙に描き始めました。生徒たちは心で感じた色や形を、それぞれに自由に表現していました。27人の心の模様がどんな形や線、色になって表れるのか非常に楽しみです。なお、この作品には墨と筆を用いて表現に合う一文字を書き入れて、九月に行われる「海老根、長月宵あかり秋蛍」に展示する予定です。