「わくわくを見つけられる力」と「自己肯定感」
- 公開日
- 2019/02/18
- 更新日
- 2019/02/18
桑野小の今
聖徳太子を「せいとくたこ」と読む方はまず少ないと思います。金色夜叉を「きんいろよるまた」と、高校で小林さんはそう読んで塾の坪田信貴先生を驚かせました。
小林さんとは、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」(坪田信貴著)のモデルの小林さやかさんです。
小学校では、友達とうまく付き合えず、中学校では友達はできましたが羽目を外しすぎて、3年生の時、何度も注意を受け、母親も呼び出されました。でも、母親は自分の娘を信じ「娘は、友達思いのやさしい子です」と、良さをあげました。
その母親の姿に感じ入った彼女は、高校から塾に通い始めました。成績は学年ビリから10番ぐらい。塾の坪田先生は平然と言いました、「君みたいな子が慶応大学に受かったら、おもしろいよ」と。それはからかいではなくて「私ならできるかも」と小林さんは受け取りました。自己肯定感です。小4のドリルからやり直して1日15時間の勉強をこなしました。
自分から決めたことには、「わくわく」できるのが彼女の強靭な心。勉強はそう楽しいものではありませんが、わくわくして勉強することで、結果はしっかりとついてきました。今は、ウェディングプランナーの仕事で自立して、札幌の高校のインターンとして人を楽しませています。