マナーとルール
- 公開日
- 2018/04/18
- 更新日
- 2018/04/18
桑野小の今
特別な用事もないのに、夜の10時過ぎに他の家に電話をしますか?おそらく、そんな時刻に電話することはないと思います。相手に迷惑だなと思うからだと思います。このように、相手への気遣いがある行動をマナーといいます。
では、電話ではなく、メールやラインならどうでしょうか。メールやラインなら直接連絡ができるので迷惑をかけないからよいのでは、と考える方も多いようです。実際、寝る時間が過ぎても、メールやラインでやり取りをする人が増えてきています。学校でもスマートホーンなどの使い方についてルールを決めるようになりました。
本校でも、夕方5時以降はスマートフォンを使わないルールになっています。ルールは全員が守らないと意味がありません。
たとえば、このようなことが考えられます。
Aさんは、夕方6時に宿題をしていました。そこに友達のBさんからメールが来ました。でも、Aさんは学校で決められた5時過ぎにはスマートフォンを使わないというルールを守ってBさんからのメールを読みませんでした。
翌朝、スマートフォンを見ると「今何している?」「何で返事くれない?」「返事くれないなんて信じられない」など、複数のメールが来ていました。学校に行くと、すぐBさんが「どうしてきのうはメールくれなかったの」とおこったように言ってきました。Aさんは学校で決められたルールだからと説明しましたが、「そんなきまり守っている人なんかいないよ。みんなやっているよ」と決めつけたように言いました。
困ったAさんは先生に相談しました。その後、先生が調べたところ、夕方5時以降にスマートフォンを使わないというルールはBさん以外みんな守っていることが分かりました。Bさんは先生から注意を受けました。・・・
電話ではマナーだったことが、メールやラインでは、ルールになりました。ルールは規則です。スポーツでもルールを守らないと審判に反則をとられます。スマートフォンに審判はいませんが、一人一人がルールを守ることで安心して使える道具となります。