「剣道をやって僕は」(平成10年度卒業文集より)
- 公開日
- 2015/03/14
- 更新日
- 2015/03/14
その他
学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
当時(開校3年目)卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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剣道をやって僕は
前日の練習の汗でぬれた道着を着てから、僕たちの練習は始まる。冬などは道着も乾いていないし、汗が冷えていて道着を着ると、『ひやっ』とする感じが嫌だった。しかし、厳しい練習が終わり、面を外す時が何と言っても気持ちよかった。
そんな日々を送っている内に、僕たち男子もだんだん剣道らしくなってきて、遂に県外の遠征にまで行けるようになった。中でも埼玉への遠征が特に心に残っている。関東ともなると、いろんな所の中学生がやって来て、いろんな剣道をする。「始め」の合図があると、いきなり竹刀をぶんぶん回したりする人や、とてつもなく大きく、いかにもがっちりした人と試合をやり、戸惑ったりした。
しかし、このような場合、どう対処するかなど、たくさんのことを学んだ。また、強い相手との試合では、2・3分を集中して試合をしなければならないため、集中力もついた。
そんな剣道が僕の一生の忘れられない思い出となり、これから生きていく上で、様々なことに役立つことだろう。
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