4日(土)に『第62回福島県PTA研究大会』が須賀川市内各会場で開かれる〜第3・4分科会に参加
- 公開日
- 2014/10/07
- 更新日
- 2014/10/07
PTA・地域
4日(土)、須賀川市内の各会場(5分科会)で『第62回福島県PTA研究大会』が開かれました。本校PTAを代表して3名が、第3分科会「家庭と学校教育の関わり方」(於:須賀川市文化センター)及び第4分科会「インターネット依存症を防ぐための家庭教育」(於:須賀川アリーナ)に参加しました。
第4分科会では株式会社ミンナノチカラ 代表取締役 大堀 満 様から演題「インターネット依存症を防ぐための家庭教育」でご講演がありました。
最近子どもたちのケータイやスマホによるトラブルが発生していることから、以下に講演の概要を掲載しますので、この機会にインターネットに対する自己コントロール力を身に付けさせるための家庭教育の在り方について考えていただきたいと思います。(メモ書きしたため箇条書きとなっています。)
○1日3時間インターネットを使用すると義務教育9年間で約1万時間(小中学校9年間の総授業時間数を大きく超える)
○インターネット依存の中学生8%(54万8000人:大人の4倍)
○インターネット依存は、ストレス、過去の後悔、将来への不安からくる。
○インターネットの正しい使い方を教えていく。
○依存とは「それなしでいられない」状態
○依存のスタートは「感動」「気持ちが良い」「成功体験」など楽しいから始まる。
○感動・快感(スタートはここ)→忘れられない→追い求める→自己コントロール不能(意志が弱いわけではない)→生活に支障・依存・嗜癖
○インターネット依存の種類
・リアルタイム型〜チャットやゲームなど、利用者がリアルタイムにコミュニケーションを行うサービスへの依存
・メッセージ型〜ブログ、SNSへの書き込み、メール支援など、利用者同士がメッセージを支援し合うサービスへの依存
・コンテンツ型〜ネット上の記事や動画などのコンテンツなど、受信のみで成立する一方方向サービスへの依存
○現在のゲームは終わりのないゲーム
○スマホゲームの普及〜パズドラ3000万DLなど(インターネットに規制は作られていない)
○企業の論理〜「収益を上げるために工夫を凝らし飽きさせない」
○問題発生の「神話パターン」(映画やゲームの構成)
○私たちが弱い言葉
・限定 ・あなただけ ・残り□□個 ・他の人も ・みんなが利用 ・流行
○ネットにはまりやすい人 環境+性格
ストレス・対人関係
○スティーブ・ジョブズの家庭では?
子どもたちは、iPadをまだ使ったことがないのです。私は子どもたちのハイテク利用を制限しています。毎晩キッチンの長テーブルで夕食をとり、本や歴史や様々なトピックスについて話し合うのです。(サザエさんのイメージ)
○ソーシャルスキルとは? IQ、EQ(心の知能指数)、SQ
他人と交わり、共に生活していくために必要な能力(スマホやインターネットでは身につかない)
○「〜しながら」は相手から無視されている感じになる→ネットの世界に入り込んでいく
○家庭教育とは?
親がその子の家庭内で、言葉や生活習慣、コミュニケーションなど、生きていく上で必要なライフスキル(生きていく上での技術)を身に付ける援助をしてやること。類似・関連語に躾がある。
※言葉は使わないと忘れてしまう。
※生活習慣は癖〜直しにくい、直りにくい
※躾〜早ければ早い程よい
○よい生活習慣→よい行動、よい使い方ができる
悪い習慣→自然に出てしまう
○言葉を使って生活している→言葉を大切に
○実際に見て、触れることが大切
○ネットとの付き合い方〜全面カットでなくコントロール
○大人のごはんの食べ方を子どもは真似る。
○お父さん、お母さんの行為を真似る。(よいことも悪いことも)
・子どもの前でスマホを使っていれば、子どもも使いたくなる。
○親がコントロールすることが、子どものコントロールに繋がる。
○親の態度を変える。子どもの興味に親も理解する。(分かってあげることが大切)
○ネット以外のことを増やす。(子どもの成功・感動体験)
○ネットと正しく付き合うため、ネット依存にならないための環境、きっかけ作り