学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
　当時（開校２年目）卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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　　　あなたに出会えて

　二年前の春、私は初めてあなたと出会った。
　私にとって中学生としての時間は、自分が本当の自分になれた大切で貴重な時間だと思う。その時間にあなたに出会えて、私は本当に良かった。
　部活動で辛い時、勉強が行き詰まった時、学校行事を共に一生懸命頑張った時、楽しい時、悲しい時、嬉しい時、・・・。
　共に喜び合ったり、共に感動したり、時には何も言わず励まし合ったり、そんな経験をたった二年間で初めてできた。それも、あなたに出会えたおかげである。
　二年間なんて、一生のうちのほんの短い時間だけど、私にとってはあと何十年経っても忘れることのない思い出になるだろう。
　「あなた」という存在はどこの誰でもない。今この文章を読んでくれているあなたが、私にとっての「あなた」ということも知ってほしい。そして、あなたに出会えたことをこれからも私は忘れない。
　もうあと何ヶ月かしたら、クラスのみんなバラバラになってしまう。
　中学校を卒業して、一人一人が自分の希望する道を歩んでいく。
　いつかどこかで、あなたと会うと思う。でも、その時は気軽に私に声をかけて、絶対に忘れてなんかいないから。
　私は、あなたに出会えて本当に良かった。
　最後に、先生方、本当にありがとうございました。
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