「三年間を振り返って」(平成8年度卒業文集より)
- 公開日
- 2013/09/15
- 更新日
- 2013/09/15
その他
学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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三年間を振り返って
月日の経つのは本当に早く、もうすぐ中学校生活の幕が閉じようとしている。私は、この三年間、たくさんの人からいろいろなことを学び得ることができたが、その中で自分にとって一番ためになったのは、人間として学ぶべきことを学べたということだと思う。
まず、私は中体連で”諦めない”ということを学んだ。当日は、足を怪我していて、体が思うように運べず、メンバーにも迷惑をかけてしまった。しかし、ベンチで一生懸命応援している後輩を見た時、自分に負けてはいけないという気になり、諦めないで試合に臨むことができた。
その後、それがきっかけで勉強に真剣に取り組めるようになった。
その次、私は”一致団結”ということを学んだ。文化祭は、私にとって中学生最大の行事であったと思う。三年生が中心になり、すべてが成功したことは、とても素晴らしいことだと思う。私の中では合唱祭が強く印象に残っている。何もないところから始め、少ない男子と女子で、何とか成功させようと必死にがんばり、あと一歩のところへ来た時は正直言って驚いた。これは、23人が同じ一つの心を持たないとできないことだから。こうして合唱も成功した。この文化祭でクラスにもっと輪が広がったと思ったのは私だけだろうか。
そして、私は今のクラスが大好きだ。教室が温かい雰囲気でグループがなく、みんなお日様のようにぴかぴかしていて笑顔の絶えない・・・そんなクラスと別れるのはとても寂しい。
ー人間として万部べき事を学ぶー私は、心を学んだと言って良いだろう。私もいつか苦しんでいたりする人に出会ったら、心でいやしてあげられるような人になりたい。最後に、クラスのみんな、先生、たくさんの思い出ありがとう。
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