学校生活の様子

「大切な思い出」(平成8年度卒業文集より)

公開日
2013/08/17
更新日
2013/08/17

その他

 学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
 当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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   大切な思い出

 私の3年間といったら、この紙に書ききれないほど沢山あります。その中でも1番心に残ったのは、前からやりたかったチェロができたことです。前に1年間ぐらい経験はあるのですが、中途半端で止めてしまい、その時とても後悔したからですが、3年生のたった半年間だけでもチェロという楽器が弾けてよかったです。
 何年間も弾いていないとすっかり音が変わってしまい、音なんて音になっていませんでした。1年生の方が上手で教えてもらったこともよくありました。それでも音らしい音が出るのには、一週間ぐらいかかりました。そのうち何曲も何曲も練習を重ねていくにつれて、部活に行くのがとても楽しみになりました。しかし、それと同時に他の部活の同級生が引退し勉強に打ち込んでいる姿を見ると、勉強ではなく部活を優先している自分にとても大きな不安を抱きました。
(あと、もう少し・・・)
そう自分自身に言って最後までやり抜きました。
 合奏祭で演奏した7分間。それはたった7分間だけど、今までの部員全員の努力が刻まれていたように感じました。そして私の努力も。
 今まで何年間も一緒に学校生活を送っていた「仲間」とは卒業と同時に別れてしまうけれど、これからもずっと私にとって今までの日々は大切な思い出です。
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