学校生活の様子

「緑ケ丘中学校での思い出」(平成8年度卒業文集より)

公開日
2013/07/08
更新日
2013/07/08

その他

 学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
 当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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   緑ケ丘中学校での思い出

 僕が緑ケ丘中学校で生活したのは、わずか1年だった。まだ始まったばかりの新設校で、僕達が1番最初の卒業生となる。今までの思い出はそのことがいつも頭の中にあり、それに恥じぬようといったことが多かった。その中でも、他の学校の人達と会う修学旅行や文化祭、開校式典などの行事は、特に注意した。修学旅行では、ホテルの中での過ごし方、部屋の中の備品の使い方など、他の人の迷惑にならないようにした。また、見学先でも失礼のないように注意した。文化祭も他校の生徒さん達に失礼のないようにした。開校式典では、来賓の皆様によい印象を与えようと努力をしたり、とにかくたくさんの努力をした。
 個人的に好きだった思い出はこれと言ってないが、強いて言えば修学旅行だろう。たったの2泊3日だけの短い旅行だったが、なぜか心に残っている。その時に、短くても旅はおもしろいものだなと思った。バスに乗っていろいろな所を見て回り、その場所にまつわる話しなどを聞いたりして、けっこう楽しい旅行だったからである。ホテルで友達と過ごしたこともおもしろかった。ゲームをしたり、テレビを見たり、行き先のことを話し合ったりもした。
 もう一つあげるとしたら文化祭を選ぶ。何ヶ月も前から話しを進めて何をやるのか皆で話し合って決め、決まったらそれの準備のため毎日夕方遅くまで何時間も残って皆で協力して部品を作り、それをまた遅くまで時間をかけて貼り付けていった。画鋲で留めたり、机に立てかけたり、ガムテープで貼ったりした。その結果はまずまずだった。
 この2つが印象に残ったのは、どちらも前々から計画を立て、準備のために皆が協力したからだと思う。
 僕は、おそらくこの2つを忘れないだろう。
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