「目標を立てる」(平成8年度卒業文集より)
- 公開日
- 2013/06/01
- 更新日
- 2013/06/01
その他
学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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目標を立てる
この3年間、私はどれだけの目標や目当てをつくり、どれくらい守った(達成した)のだろうか?
1年生の時に立てた「成績向上するように、1日2時間家庭学習をする」というものは、あっけなく挫折した。そして、グラフにすればきれいな坂ができるように成績は日に日に下がっていった。そんなこんなで何も考えずに過ごした1年生生活は、ある面では楽しく、又ある面では苦しく終わった。
2年生になってから勉強についての目標は立てるだけ無駄だと開き直り、生活面についての目標を立てようと思った。それで立て目標は「無遅刻・無欠席・無早退」だった。しかし、この目標を立てた次の日にかぜを引いて欠席、そして遅刻して登校、さらに早退と、わずか4日間ほどで1年間の目標を全て破った。この最悪な2年生の生活は、破れかぶれな気分で終わった。
3年生になると、新設校に移って心機一転して新しい目標でもと思ったが、これといって何も目標といえるものは立てなかった。別に周りから立てろとも言われなかったし、自分も別に・・・と思ったから。でも、たまに小さな目当ては立てた。それもいくつ守れたかは分からないけれど、周りの人と比べず自分だけで考えると、3年生生活は結構まあまあそこそこ充実していたかなと思う。文化祭もあったし、修学旅行もあったし、いろいろあったので楽しかった。
これから先もいろいろ目当てや目標を必要に応じてつくろうと思う。
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