学校生活の様子

「義務教育から卒業するにあたって」(平成8年度卒業文集より)

公開日
2013/05/19
更新日
2013/05/19

その他

 学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
 当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
_________________________________

   義務教育から卒業するにあたって

 もうすぐ、九年間続いてきた私たちの義務教育が幕を閉じようとしている。来年からは自分で少しだが環境をつくれるようになる。そんな今日、ちょっとばかり過去九年間について思い出してみる。授業、休み時間、毎年似たような学校行事、クラブ活動、掃除、こう書いてみると同じことの繰り返しだと言いたいが、でもよく考えてみると、九年間続けてきたのだからそうまんざらでもなかったのかもしれない。
 九年間はそんなこんなだった。今度は少しばかり中学三年生であった時のことを振り返ってみたい。それは渡しが満十四歳と九ヶ月の頃から、満十五歳と八ヶ月の頃までのことで、中学三年生というのは青春時代とか何とかいうものの真っ只中で、青春という言葉から分かるように、まだまだあおいのだ。そのせいか、この一年間の学校生活に取り組む渡しの姿勢も真っ青だった。だけど私は青いなりに、単調な毎日の中で頑張った。何を頑張ったかは言葉にしようがないが、いろいろ頑張った。100点満点ではないが、自分では満足できるので合格点としたい。
 義務教育を卒業するにあたって、ざっと自分の今までを省みたが、自分のダメだった点は沢山あって、パーフェクトな人間には程遠いことを実感した。これからも決してなれないだろうが、それに少しでも近づくよう頑張りたい。 
_________________________________