「9年間の義務教育を終えて」(平成8年度卒業文集より)
- 公開日
- 2013/05/12
- 更新日
- 2013/05/12
その他
学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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9年間の義務教育を終えて
やっと長かったようで短かった9年間の義務教育が終わった。そのうち、中学3年間もいろいろなことがあった。
中学1年の頃、文化祭や球技大会、中間テストや期末テストなど学校行事が初めてのことで毎日胸がわくわくしていたのを思い出す。しかし、あのときはまだ小坊くささが残っていた。その時は受験のことなど考えもしなかったと思う。
中学2年の頃は中学3年間の中で一番何も考えず、自由に毎日を過ごしていたような気がする。何かに真剣に取り組む、夢中になるものが一つもなかったので印象的な出来事はなかったが、それなりに楽しかった。
中学最後の学年3年は、中学校が新しく変わったこともあっていろいろ体験できた。まずは修学旅行で、東京、横浜方面へ行った。長旅で疲れたこともあったが、友達や一人でホテルに泊まったり、景色がきれいだったりといい思い出ができたと思う。6月に行われた市総合大会では、あまり練習ができなかったけれど、ダメもとでやったらのびのびとプレイできたのでよかった。そして、最後に文化祭。中学1、2年とやってきたが、3年の時は学校ができて初めての文化祭で、しかも自分たちの最後の文化祭とあって、特別な感情を抱いた。学級展示の釣り堀は、最初は不安だったが大成功を収めた。合唱もクラスが一つにまとまってよかったと思う。本当に最後を飾るに相応しい文化祭だった。受験で悩んでいろいろ迷ったり、落ち込んだりしたが、やはり3年間の中で一番おもしろく充実していた。
これで中学校生活も終わり、まあいろいろあったが、この3年間は青春として心に刻もうかと思う。
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