学校生活の様子

「中学生」(平成8年度卒業文集より)

公開日
2013/05/06
更新日
2013/05/06

その他

 学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
 当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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   中学生
 今思うと、この中学校生活の三年間は私にとっては長かったと思える時もあったし、あっという間に過ぎ去ってしまった時もあった。三年間には数多くの出来事や行事などがあった。一番大きなことと言えば宮城中学校から緑ケ丘中へ移って来たことだ。二年間は宮城中学校へ通い、三年生になり緑ケ丘中に通い始めた。校章を始めとして何一つ決まっていないこの新しい校舎で学ぶことができるのはとても嬉しかった。しかし、三年生という最高学年だったので、いろいろな面でも不安を隠しきれない生活を初めのうちはしていた。でもすばらしい先生方ばかりで不安も安心へと変わっていた。
 部活では管弦楽部へ入り、初めての楽器をやることになった。もちろん教えてくれる先輩もいないので、全部自分達で基礎からやらなくてはならない状態で練習を始めた。練習はとてもハードなものだった。合奏祭には出場できることになったが、初めて出場するということで他の学校に比べてみたら練習量も少ないので合奏祭まで間に合うかどうか心配だった。練習をしていても演奏が上手くできなった時には、出場することさえ絶対無理だと思うこともあった。合奏祭本番、ステージで演奏を終えた時は感動し、そしてとても気持ちが良かった。なぜなら辛い練習があったからこそこの喜びを感じられるからだと思う。一年の時からあの辛い練習をしてもっとこの感動を味わいたかった。この感動は忘れることができないだろうと思う。
 こうして三年間が過ぎてしまったことを振り返ると、一・二・三年たくさんの思い出があった。大人になって年々歳を重ねていく時、すばらしいと思えた青春時代だったと振り返られるそんな中学校生活を送れることができて本当に良かった。 
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