理科の学習について質問をいただきました
- 公開日
- 2020/05/07
- 更新日
- 2020/05/07
行事風景
「理科は実験をした方が分かりやすいと思うので、家庭で簡単にできる実験はありますか?」という質問をいただきました。
おっしゃる通りです。教科書を見ながら学習を進めることも可能ですが、実際に体験してみることは、学習を深めていく上でとても重要です。
家庭で実験というと、なかなかハードルが高そうなイメージをもつ人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
質問をいただいた方が中学1年生ですので、1年生の教材でご紹介します。
1年生の教科書で最初に出てくるのが植物についての学習です。
身近にある植物を実際に観察することで、そのつくりやはたらきが確認できることと思います。
教科書22ページにあるような「いろいろな植物の花のつくり」について調べてみるのはいかがでしょうか。
とりあえず何の花を観察したらよいか分からないという人は、教科書に載っている「アブラナ」と「ツツジ」の2種類がオススメです。
割とその辺で普通に見かける花なので手に入りやすいと思います。
この2種類を比較してみるのも、後に出てくる「植物の分類」にも関わってくるので、実際に見ておくと役に立ちます。
この2種類でなくとも、気になる花を観察してみるのもいいと思いますが、中には難しい花もあります。
その場合は図鑑やインターネットで調べながらじっくり観察してみることが重要かと思います。
特に花壇などに植えた花は園芸用に品種改良されているものもありますので、基本的な花のつくりとは違っていて難易度は高いかと思われますので注意が必要です。
めしべのねもとのふくらんだ部分を観察するときにカッターナイフを使用するので、手を切ったりしないように十分注意して行ってください。
また、小さくて肉眼では見づらいかと思うので、虫眼鏡などで拡大して観察できるとよいでしょう。
ここは虫眼鏡等の拡大して見るものがないと難しいので、「家庭で簡単に」という趣旨に反しますね。すみません。
授業の時間だけでは、さまざまな植物の花を観察することは難しいかと思いますが、この機会に身近な植物の花を観察して、共通点や相違点などに目を向けてみることは、植物の学習を深めていく上でとても有意義なことだと思います。
道具が大して必要でないものは、比較的家庭でも取り組みやすいかと思います。
ぜひ挑戦して、理科の学習を深めていただければ幸いです。
ご質問ありがとうございました。
理科担当:大橋