★七夕豆知識★
- 公開日
- 2011/07/07
- 更新日
- 2011/07/07
委員会
◎短冊に願いごとをするのはなぜ?
中国では牽牛星(わし座のアルタイル)は農作業の目安とされ、織女星(こと座のベガ)は養蚕や織物を司る星とされていました。七夕の日に、人びとは竹ざおに五色の願いの糸などをかけ、織女星に、裁縫の上達をお願いしたのです。「巧みを乞う奠(まつり)」という意味で、乞巧奠(きこうでん)と言います。これが日本に伝わり、短冊に習字の上達など願いごとを書くようになりました。
◎なぜ、ささ竹を川に流すの?
七夕はお盆(現在は8月に行う地方が多い)の始まりとされ、汚れや災いを払う習わしがありました。七夕のささ竹を川に流すのも、ささ竹に心身の汚れを移して汚れを持ち去ってもらうためだと考えられています。これを七夕流し(七夕送り)と言います。汚れを流す意味で、七夕には雨が降った方がよいという地方もあります。