学校生活の様子

「6月1日」〜今日は何の日?(昼の放送より)

公開日
2011/06/01
更新日
2011/06/01

委員会

 本校では、毎日昼の放送で、報道委員会が「今日は何の日?」について調べたことを発表しています。
 「6月1日」は、ヘレン・ケラーが亡くなった日」です。
 ヘレン・ケラーは、アメリカのアラバマ州で生まれ、生後19か月で熱病にかかり、目と耳が不自由になり、言葉も失いました。しかし、目が不自由だった家庭教師のアン・サリバン先生から、手のひらに指で文字を書く指話法で、多くのことを学びました。また、10歳頃からヘレンは発声法を学び、さらに相手の唇の動きを指で触って言葉を読み取る読唇法(どくしんほう)も学びます。そしてハーバード大学付属ラドクリフ女子大学に進み、優秀な成績で卒業したのです。
 こうして、見えない、聞こえない、話せないという三重の障がいを、強い意志と努力で乗り越えたヘレン・ケラーは、世界中を講演旅行して目や体の不自由な人びとを励まし、障がいのある人びとの教育、援護事業の資金を集めるなど、一生を福祉活動に捧げました。
 日本にも1937(昭和12)年をはじめに、3回訪れています。「現代の聖女」と讃えられた彼女は、1968年のきょう、87歳で亡くなりました。
 勉強になります。