市長メッセージ(平成23年4月3日郡山市週間トピックス)
- 公開日
- 2011/04/05
- 更新日
- 2011/04/05
緊急情報
4月3日(日)、福島中央テレビ(FCT)と福島放送(KFB)で放映された「郡山市週間トピックス」において、原正夫市長が市民の皆さまへメッセージを発信しました。
下記に紹介します
<郡山市災害対策本部 本部長 原 正夫 郡山市長より>
郡山市民の皆さん、市長の原 正夫です。
3月11日に発生した大地震によって、本市も全域で大きな被害がありました。あらためて、被災された市民の皆様に心からお見舞いを申し上げます。
○震災への対応について
今回の大地震により、市内各所で、水道や道路をはじめ市民生活を支えるインフラ及び建物や塀の倒壊など、多数の被害を受けました。市役所本庁舎も被害を受け、災害対策本部を開成山野球場に設置し、この未曾有の大震災に対する対策・対応に24時間体制で取り組んでおります。また、姉妹都市である奈良市、久留米市、鳥取市をはじめとして、全国各地から人材や物資の支援をいただき、市民の皆さんや関係団体からも多くのご協力をいただいております。このような多くのご支援に対しまして、心から感謝と御礼を申し上げます。皆さんのご支援、ご協力のおかげで、市内の水道は、ほぼ100%復旧し、下水道や市道についても復旧作業を進め、ほぼ回復しつつあります。
○福島第一原発問題について
しかしながら、現在もたび重なる余震や福島第一原発の事故の影響は、郡山市のみならず、福島県、東日本に暮らす方々の生活に大きな不安を与えています。私は、3月19日に、今回の原発事故には「廃炉」を前提として対応し、一刻も早く原発事故の鎮静化を図るよう国と東京電力に対し強く要望するとともに、海江田経済産業大臣に直接電話で要請をいたしました。私は、原発への対応については「将来ある子ども達をはじめ国民の安全安心と国土の保全を最優先にすべき」と考えております。戦後、わが国がここまで復興できたのは、国家・国民が安全で健康であったからこそ成し得たものであり、将来のためには、国土の保全を図り、復興の担い手となる国民の安全をまず最優先で確保する必要があると考えております。
市といたしましては、広く情報収集を行い、市民の皆さんへ情報提供するなど、できる限りの対応をして参りますので、風評などに惑わされず、どうか冷静な対応をお願いいたします。
○今後に向けて
市では、市民の皆さんの安全・安心な生活を取り戻せるように、皆さんと力を合わせ、一日も早い復旧に向けて、歩んでいきたいと思います。ふるさと郡山のために、市民一人ひとりが協力し合い、助け合いましょう。
よろしくお願いいたします。