美術通信2号「雪村展」
- 公開日
- 2017/06/16
- 更新日
- 2017/06/16
校長室より
今回は、三春に在住した雪村を取り上げています。「雪村展」が東京上野の芸大美術館で行われ、不思議なポスターと「奇想の始まり」とのキャッチコピーにつられての参観だったようです。残念ながらその企画展は終了してしまいましたが。
雪村は、郷土に縁のある絵師なのですが、生まれは茨城県常陸、やがて会津、鎌倉を経て三春田村氏の庇護を受けて晩年を過ごしたそうです。雪村の絵の魅力は、型にはまらない発想力にあり、心に感じた思いを型破りな方法で表し、いとおしさやかわいらしさを率直に表現しているとのことです。室町時代の雪村が江戸時代の絵師尾形光琳の代表作「紅白梅図屏風」にも影響を与えたのではないかというエピソードに興味が増します。
地元にある雪村庵に足を運んでみようと、春里講師は結んでいます。