2年国語
- 公開日
- 2026/09/24
- 更新日
- 2026/09/24
2年生
向田邦子 著「字のない葉書」が題材です。
終戦の年、「私」の小学校1年の妹が学童疎開をすることになった。父は「元気な日はマルを書いて、毎日一枚ずつポストに入れなさい」と、文字の書けない私の妹に自分宛ての手紙を大量に渡した。一週間ほどではじめて葉書が届き、紙からはみ出すほどの大きなマルが書いてあった。ところが、次の日からマルは急激に小さくなり、ついにはバツに変わった。まもなくバツの葉書も来なくなった。
妹が返ってくる日、妹を喜ばせようと家庭菜園のかぼちゃを全部収穫して客間に一列に並べた。
妹が見えると父は裸足で飛び出し、痩せた妹の肩を抱き声をあげて泣いた。
この情景は想像することしかできませんが、普段ふんどし一つで家中を歩き回り、大酒を飲み、かんしゃくを起こして母や子どもたちに手を挙げる父の、我が子への深い愛情が伝わってくる文章です。生徒たちも、それぞれに深く読み取っていたようでした。