今日の給食は，切り干し大根の含め煮，納豆，小松菜の味噌汁，麦ご飯，牛乳です。
　切り干し大根の含め煮は，切り干し大根，鶏肉，油揚げ，ニンジン，インゲンを甘めのたれで煮て味をなじませています。食物繊維が豊富なメニューです。
　納豆は，麦ご飯とよく合います。小松菜の味噌汁は，小松菜，玉ねぎ，じゃがいも，豆腐が入った味噌汁で。小松菜の色合いと歯ごたえがとても良いです。
　「切り干し大根」は関東地方での呼び名で、関西地方では「千切大根」と呼ばれる大根の加工法です。大根の歴史は古く、紀元前2500年頃、エジプトでピラミッド建設に従事していた労働者たちが食べていたという記録が残っています。日本へは中国大陸から伝来し、最古の歴史書『古事記』（712年)には「大根根白 （オオネネシロ）」として登場しています。その後、室町時代頃から一般に生産されるようになりました。江戸時代になってから大根の栽培が盛んになりましたが、たくさんとれてもすぐに傷んでしまうため、保存食として考えられたのが「切り干し大根」です。江戸時代、飢饉になったときこれを食べて飢えをしのいだそうです。