学校生活の様子

今日は桑の日

公開日
2020/09/08
更新日
2020/09/08

桑野小の今

 (上記は桑畑の地図記号)
 9月8日は「くわ」と読む語呂合わせから桑の日です。桑の高い栄養価やその長い歴史、効能効果に対する知識を深め、感謝することが目的です。
 桑(くわ)の名の由来は、蚕(かいこ)の「食う葉」が縮まったものと言われています。「くうは」が「くわ」になったとのことです。

桑について
 桑は、クワ科クワ属の総称。絹を生み出すカイコ(蚕)の餌として古来重要な作物であり、また果樹としても利用されています。養蚕のはじまりは今から5,000〜6,000年前のことと言われており、人間と桑の関係はとても古いです。
 桑の葉は桑茶として飲まれるほか、若くて柔らかい葉は天ぷらにして食べることもあります。桑の葉にはカルシウム・鉄分・亜鉛などのミネラルや、食物繊維など、現代人の食生活に不足しがちな成分が多く含まれています。食べ物の糖分・脂肪が気になる人、カロリーが気になる人に注目されています。

 安積開拓と桑
 桑野村は明治初期まで大槻原と呼ばれる未開拓の野原でしたが、明治5年に開墾が始まりました。明治6年(1873)に中條政恒は阿部茂兵衛ら25人の郡山町の富商たちを説得して「開成社」を設立し、開拓資金と移民を募り、開墾を本格化しました。大槻原には桑が植えられ、道が造られ、明治7年には開拓事務所兼区会所として擬洋風建築の「開成館」が建てられました。明治9年(1876)に近村の一部を合併して人口700人の桑野村が誕生しました(総戸数203のうち入植187戸)。同年、国営事業第1号として安積開拓と安積疏水事業を決定した明治政府は、明治11年より全国から士族移住を開始し、約500戸2000余人が入植しました。疏水は明治15年に完成し、村落は発展していきました。