トイレ清掃の大切さ
- 公開日
- 2018/06/08
- 更新日
- 2018/06/08
桑野小の今
以前勤務していた学校で、「そうじに学ぶ会」の方々と、教職員、保護者、子どもたち総勢300名で、素手で便器の清掃を行いました。
この活動を行う前に、創業者の書かれた本を読みました。創業者が、戦争が終わったとき、廃屋に住んでいましたが、きれい好きであったお父さんとお母さんが、家の掃除を徹底的にしていたので、戦争でいたるところが荒れていても、みじめな気持にならずにすんだということ。そして、大人になった時、掃除を通して自分たちの「心のすさみ」と「社会のすさみ」をなくしていこうと考えて特に、トイレ掃除にこだわりを持つようになったこと。掃除をし、美しいトイレの心地よさを知ると、オフィスも汚い状態にできず、会社全体がきれいになっていったことなどを読んだことがあります。
以前の学校で実践した後、参加者が書いた感想にこんなことが書いてありました。
『トイレ掃除をするときは、常に素手で、手袋をしないのは感覚を鋭くするためだそうです。素手なら便器にこびりついた髪の毛1本でも逃さず、落ちにくい水あかなどは、たわしやサンドメッシュで徹底的に磨きました。ピカピカになったトイレを前にしたときのそうかい感と達成感は最高で、トイレのみならず、心まで磨かれた気分になりました。私は、どんなに汚いものでも美しくなることに気づき、汚いものへの接し方が変わり、「トイレ掃除は心みがき」と思いました』と書いています。