教科の中で「プログラミング教育」をカリキュラム・マネージメント
- 公開日
- 2018/04/16
- 更新日
- 2018/04/16
桑野小の今
昔からおいしいご飯の炊き方に「はじめチョロチョロ(中火)、中パッパ(強火)、赤子泣いてもふたとるな(蒸らし)」という言葉があります。普段使っている炊飯器では、コンピュータプログラムが温度調整してごはんを炊きます。
高校生へのあるアンケート調査では、「日常の中でプログラミングで動いているもの」について、1位が「わからない(約20%)」だったそうです。毎日ボタン1つでおいしいご飯を炊いてくれる炊飯器のようにプログラミングで動いている物が身近にあっても気づいていないのが現状です。
小学校の家庭科の学習では、透明の容器で火を調整しながらお米の炊き上がりを目で見て学ぶという活動があります。この活動の中で炊飯器に組み込まれた温度調整のプログラミングに気づかせることができます。
プログラミング教育のねらいに、プログラムのはたらきやよさ、情報社会がコンピュータをはじめとする情報技術によって支えられていることに気づくことが示されています。
社会科の学習ですと、自動車にプログラミングが組み込まれていることが思い浮かびます。たとえば、ハイブリット車では、発進や低速走行時はモーター駆動で車を走らせるようにしてガソリンの消費が少なく燃費を最大化するようプログラムされています。プログラミングは、クリーンな環境づくりに一役買っています。そして、このプログラミングをしているのは人間で、それを職業としている方々がいます。
家庭科や社会科の教科を学ぶ中で、教科横断的にカリキュラム・マネージメントすることによって、プログラミングという視点で考えるとプログラミングの教育につなげることができます。