PTA南ブロック研修会
- 公開日
- 2015/09/07
- 更新日
- 2015/09/07
PTA
5日土曜日、小原田中体育館で南ブロック研修会が開催されました。
今年の研修会はベネッセ教育総合研究所の小泉和義氏を講師にお迎えし、「子どもの主体性を高める3つのヒント」〜家庭学習と学力向上〜というテーマでお話を伺いました。
今の子どもたちの現状を「学力は向上しているが、意欲が低く、自分に自信がない」ということで、学習意欲と自尊感情を高めることが必要ではないか。
また、子どもたちの未来はという点で、100年スパンで考えてみると、今の子どもたちが大人になった時の社会(2040〜2050)は、ロボットが普通に働く社会になり、人口の減少で現在ある町や村などがなくなってしまう状況があり、さらに、現在ある職業のうちほぼ半分の47%がなくなってしまう予想もあり、どんな職業に就くかというよりどう生きるかということが重要になってくれるのではないかと話されました。
その上で、これからは「根拠をもとにしながら、しっかり自分の考えを主張する力」が求められると話されました。
最後に、『子どもたちが伸びる3つのヒント』として、「決める」「ほめる」「考える」を挙げられました。
「決める」はまずは決めて(自己決定し)、「決めたら続けること」
次に、「ほめる」。これは結果をほめるのではなく、過程や努力をほめること
そして、「考える習慣をつける」。日常生活の中で、「何故?」をたくさん見つけること
この3つが大切と話されました。
講演は一方的にお話を聞くだけでなく、問題を提示してどう考えるか問うたり、グループでテーマに沿った話し合いをしてりする場面を作るなど工夫されていました。
講演の中での印象的な言葉に、
「失敗した時こそ力を伸ばすチャンス」
「楽しいことをする」のではなく、「することを楽しむ」(杉山愛さんの言葉)
がありました。いろいろと考えさせられる講演会となりました。