「菅野力夫」さんを知っていますか?(3)〜キクタン博士からのメッセージ〜 9/17
- 公開日
- 2018/09/17
- 更新日
- 2018/09/17
喜久田小だより
喜久田小学校の大先輩、菅野力夫さんについて、本HPでも紹介してきました。
⇒「菅野力夫」さんを知っていますか?(1)〜キクタン博士からのメッセージ〜 8/23
⇒「菅野力夫」さんを知っていますか?(2)〜キクタン博士からのメッセージ〜 8/24
菅野力夫さんは、明治末期から昭和初期にかけて世界中を探検してまわりました。
世界探検旅行は、1912年から1939年まで8回にわたって行われたという記録が残っています。
菅野さんは、カメラを片手に船や徒歩、自転車も駆使して世界各地を訪ね歩きました。
そして、帰国すると各地で講演会を行い、そこで絵はがきも売られたそうです。
そのような菅野さんを「探検家」としてばかりでなく、「日本初のフォトジャーナリスト」として評価する声もあります。
菅野さんが第3回目の世界探検旅行を終え、帰省した時は、喜久田駅に喜久田小児童600人が集まり、万歳の声で迎えたそうです。
菅野さんは1943年に、郡山に転居し、晩年は磐梯熱海温泉に日課のように通ったそうです。(温泉好きだったようです。)
そして、1963年に亡くなりましたが、亡くなる前年まで全国各地で講演活動を行ったということです。
菅野さんの、お墓は龍角寺にあります。(写真)
「菅野力夫之墓」は師と仰いだ頭山満書であり、裏の事歴は元県知事宮田光雄が書いています。
喜久田小の大先輩に、世界をまたにかけて活躍した探検家がいるということは、とてもうれしいことです。
彼の後を追って、世界で活躍する喜久田っ子が現れることと期待しています。
※参考資料【「謎の探検家 菅野力夫」(著・若林純)青弓社】