1-2通信(第15号)
- 公開日
- 2021/07/02
- 更新日
- 2021/07/02
お知らせ
今日は男子のみに焦点を当ててみましょう。
現在体育では水泳と「ベースボール型」の球技を同時進行で行っています。本来はソフトボールをやりたいところですが、何せ今の子たちはルールを知りません。昔は遊びの中で覚えたものですが、家から出ない、出られない環境の中で育った彼らには、遊びで覚えることはありません。アウトってなに?ストライク?ファウル?そんなレベルです。
ポジションの名称を説明し、どうやったらアウトになって、どうやったら攻めと守りが交代になるのかなど、知っていて当たり前かと思われるものを真剣にうなずきながら聞かれると少し調子が狂いますが、プレイボールです。
「走れ走れ!」「戻れ戻れ!」
ルールのわからない子はまるで操り人形。声を掛け合いながらゲームを進めます。これもまた学びの中で大切なことですね。美術の授業で風景画を描いている2年生も、自然とこちらに目がいきます。
普段いつも何かと手がかかる方々ですが、こういうときのエネルギーはものすごい。自分の蹴る順番じゃないのにどんどん前に出てきます。体育でどうにか発散させてコントロールしていきたいと思います。
次回待っている間白い線から出たら本当に1アウトにするからね。