授業風景 3年生
- 公開日
- 2020/06/16
- 更新日
- 2020/06/16
お知らせ
今日は3年2組の社会科の授業(昨日の授業)をお届けします。
いつも通り第一次世界大戦の同盟国側、協商(連合)国側を列挙したのち、さらに世界恐慌を受けての各国の対応策についても一問一答で確認をし、授業スタートです。
震災恐慌、金融恐慌、そして昭和恐慌と、恐慌から恐慌へよろめく当時の日本はその状況をどう打開しようとしたか、ということが授業のテーマでした。関東軍が軍事行動を開始し、満州国を建国し、日本が国際社会からの孤立を深めていく過程を、日本国内での出来事と関連づけながらとらえました。
五・一五事件で犬養毅首相が暗殺された時に、犬養が言ったとされる「話せば分かる」、海軍将校が言ったとされる「問答無用」というセリフ。これらは政党政治が終焉するきっかけとなるこの出来事を象徴するようなセリフだと思います。
まとめとして、「当時、国際連盟の議場を退席した(外相)松岡洋右にどんな声かけをしますか?」ということについて考えました。生徒は悩みながらも、当時の状況を振り返り、当時の日本の立ち位置や今後歴史がどうなっていくかということについて考え、授業を終えました。5校時でしたが、集中力を発揮して取り組んでいる生徒の姿勢が印象的でした。