学校生活の様子

緑ケ丘中学校の校歌誕生によせて

公開日
2013/04/26
更新日
2013/04/26

その他

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 緑ケ丘中学校校歌は、作詞:八代育郎氏(初代校長)、作曲:佐藤守広氏、補作・編曲:馬場憲衛氏で、歌詞は以下のようになっております。


    校 歌

  朝陽に輝く 阿武隈の
  文化の薫る 丘の上
  自立の道を 築こうと
  理想を求め 集い来る
  ああ われらの 緑中

  遙かに遠く 安達太良の
  雄々しき姿 望みつつ
  新たな歴史 創ろうと
  心豊かに 培くみて
  ああ われらの 緑中

  永遠の流れの 大滝根
  茜に染まる
  学び舎を
  世界に向けて はばたけば
  未来は拓き 幸多く
  ああ われらの
  われらが母校


 この校歌誕生には次のようなことがあります。
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 阿武隈川を渡り、市立美術館へ向かう丘陵を上り始めると、辺りは緑に包まれる。坂の上からは市の中心部が一望でき、遠く奥羽の山並みが青い稜線を見せている。その少し咲きの高台に、美しい緑ケ丘中学校の校舎がすくっと佇んでいるのだ。
 瀟洒(しょうしゃ)な校舎から安達太良山や那須連山を望む時、誰しもが悠久の安積平野に育まれた歴史のロマンと古の文化の香りを感じる。
 緑ケ丘中学校に学ぶ生徒達を中心に、多くの人々の夢を乗せた理想と願いが歌詞の前編にあふれている。
 この詩には、自然な流れの旋律が似合う。変ホ長調の落ち着いた前奏によって導かれる歌い出しは、特にそうした自然さを意識した。さらに昼間部から後半へ向けては、未来に拓く希望をイメージした盛り上がりを演出した。さらに、旋律のかけ合いと二部の歌声は、豊かな人間性を持つ世界の中の日本人へ成長してほしいとの願いが込められている。
 この校歌が、オーケストラの伴奏によって歌い継がれていくことは、緑ケ丘中学校を中心とした文化の広がりの確かな一歩を刻み続けていくことであり、音と緑の見事なハーモニーが生み出されることでもある。
 できることなら、緑ケ丘中で過ごした三年間の歴史の証のひとつとして、時折校歌を口ずさんでいただければ、この上ない幸せである。
 緑ケ丘中学校よ永遠なれ!そこに集う音に幸あれ!
 私も緑ケ丘中学校をこよなく愛する一人になれたことを、心から嬉しく感じている。
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