「我が人生」(平成8年度卒業文集より)
- 公開日
- 2013/04/21
- 更新日
- 2013/04/21
その他
学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
当時卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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我が人生
この一年はいろいろな事があり過ぎて、月日が早く過ぎてしまったような気がする。しかし、その割りにはたくさんの思い出ができた。生徒会、修学旅行、文化祭、球技大会etc。その中で一番忘れることのできないことは、初代生徒会会長になったことである。
五月上旬から十二月まで、初代会長という大役をやらせてもらった。組織を作ることから始まり、日々苦労の連続だった。
「一から決めることがこんなにも難しいのか。」
初代会長をやっていて、そう思い知らされた。各行事ごとにみんな頭を悩ませ、大変な苦労をした。どうせだったら個性的にやろうと、アイディアを出し続けた時期もあった。それだけに、一つの行事を終えた時にくる満足感と喜びは、格別なものがあった。最後の行事を終えた時には、苦労してここまできたんだという達成感があった。
この一年はたくさん失敗した。初めて経験することもあった。成功とは言えない行事もあった。しかし、僕が経験したこの一年は、一億円を積もうが経験できないことだと思う。そして、この経験は僕にとってかなりのプラスになったと思う。どんなプラスになったのかはまだよくわからないが、これから先、その経験を生かして頑張りたいと思う。
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