学校生活の様子

今の国難を切り抜けられると思われる歴史上の人物は?

公開日
2020/05/08
更新日
2020/05/08

行事風景

  • 4308391.png

https://koriyama.schoolweb.ne.jp/0720012/blog_img/11325092?tm=20240815153205

 昨日、生徒からレポート課題「今の国難を切り抜けられると思われる歴史上の人物は?」について、どの時代でも良いのか?という質問がありました。
 歴史上の人物であれば、履修していない時代でも、教科書に載っていない人物でもかまいません。ただ、歴史上の人物なので“安倍首相”“吉村大阪府知事”“鈴木北海道知事”など、現在それぞれの立場で陣頭指揮を執っている人は該当しません。
 また、歴史上の人物であれば、日本人以外でもかまいません。
 
 さて、以下の文章は課題に取り組む一つの視点として紹介します。
 過日4月27日(月)にテレビ朝日系列で「国民10万人がガチ投票!戦国武将総選挙」が放映されていました。全国10万人による大規模な投票で戦国大名の中から日本人が最も愛する戦国大名をエピソードと共に発表するという内容でした。みなさんならば、どの戦国大名を選びますか?

 たとえば、現在NHKで放映されている「麒麟がくる」の主人公“明智光秀”を選ぶとします。
 「本能寺の変」で裏切り者のイメージが強い人物なのですが、実は、家臣や領民に絶大な人気を誇った武将でもあるのです。さらに先見の明(合戦での鉄砲利用をいち早く進めた)があり、軍隊をまとめるのがうまく戦上手で、築城技術に優れ数多くの名城を築いた人物でもあります。ここまではありきたりなのですが、光秀にはさらなるエピソードがあります。それは、本能寺の変の後も生きのびて、徳川家康とともに江戸幕府の礎を築いた「天海」という僧が実は明智光秀ではないか?というものです。
 こんなエピソードが残るほど光秀は愛された武将だったので、きっと・・・。

 戦国武将を例に紹介しましたが、「呪術で国難を乗り切れそうな“卑弥呼”」「国民の意見をしっかり聞いてくれそうな“聖徳太子”」「フットワークの軽さと奇抜な作戦で乗り切れそうな“義経”」「世界に視野を向け、今の日本を根本から変えてくれそうな“坂本龍馬”」「時勢を読み、多くの人から信頼を受け、それに応える時代のリーダー“西郷隆盛”」「細菌やウイルスにも果敢に立ち向かうことのできる“野口英世”」など、いろいろな視点で考えてみると面白いと思います(世界史に視点を当てても可)。

 ちなみに、今回の社会科の宿題に正しい答えはありません。どれでも正解なのですが、“なるほど”そういう意見もあるな!と誰かを説得できるような理由づけをするという“表現力”がポイントになります。