気になっていた大時計
- 公開日
- 2015/05/27
- 更新日
- 2015/05/27
校長室より
校庭に向かって表示する大時計が正確な時を刻まず、大変気になっていました。校庭で活動する生徒さんも心得ていて、遅れ気味の針の進みに10分足して正確な時刻を理解するという「技」を習得していました。長年勤務した先生の話では、時刻を修正する機器は校舎内にはなく、独立型なのではということでした。はしご車のような高所で作業できる車を使って蓋を開け、直接針を動かさないと直せないのではないかと考えました。PTA役員に相談したところ、早速作業車を手配し駆けつけてくださいました。作業を始めたところ、校舎内に通じている導線を発見。それをもとに手繰っていくと、音楽室に通じていることが分かりました。音楽室内を探していると、ギターをしまっている引き戸内に時計の調整器が収まっていました。校内での調査不足をお詫びいたしますとともに、学校のために快く作業を引き受けていただいたPTA役員の方々の善意に感謝いたします。
後日、音楽担当の國分先生に調整器の有無について尋ねたところ、「赴任した7年前に話を聞いていましたが、今そのことを改めて思い出しました。」とのことでした。受け継ぐべきもの、引き継ぐべきものは多々あるようです。