美術通信発行
- 公開日
- 2018/03/09
- 更新日
- 2018/03/09
校長室より
美術への興味・関心を高めたいとの思いから春里講師が出していた美術通信第5号が発行されました。今回のテーマは、日本の美術。日本美術は、顔料の岩絵の具の扱い辛さから大胆な自由が生まれたと述べています。顔料と相談しながら制約のある不自由の中から生まれた自由、それは写実にとらわれないものだそうです。例えば、心でとらえた真実を俵屋宗達は風神雷神屏風絵で表現したと言います。確かに、雷神の右腕がひっくり返って描かれているのですが、躍動する構図を違和感なく受け止め、何とも不思議な迫力ある世界に浸ってしまいます。美術の鑑賞の仕方を教えてもらうと、普段気がつかなかった事が新たに見えてくるという体験を味わうことができます。