6年1組で道徳科の研究授業を行いました。その8
- 公開日
- 2023/11/29
- 更新日
- 2023/11/29
学校全体
続いて先生が後半の部分を音読しました。
内容としては、銀蔵のところに「証文つづりがほしければ、寺の地蔵堂のさい銭箱に二十両を入れ地蔵堂の鈴を鳴らせ」という手紙が来たので、銀蔵はその手紙の通りにさい銭箱に二十両を入れ、鈴を鳴らしましたが、証文つづりは見つかりませんでした。銀蔵は、貸したお金が書いてある証文つづりと二十両を失い、人に貸すお金もなくなって、生活が苦しくなり、とうとう銀蔵は、食べるものを求めて農民たちの家を回るようになりました。さすがに人々は銀蔵のことをあわれに思い、米や野菜を分けてあげるようになりました。
しばらくしてから、人々はあれほど憎んでいた銀蔵に証文つづりがないのにお金を返すようになりました。銀蔵は不思議に思い、思い切って聞いてみると、「貧しいが盗人にはなりたくない」「お天道様が見てござる」という答えが返ってきました。
ここまで読んだ後に先生から「村人は証文つづりがないのにどうして銀蔵にお金を返したのか」「お天道様とは何のことだろうか」との質問がありました。
子どもたちは、この2つの質問をしっかり考えました。