いじめについて考える
- 公開日
- 2018/10/25
- 更新日
- 2018/10/25
4学年
道徳でいじめについて考えました。
Aさんが泣いている。その隣で、Bさんが「Aさんはいつもおこらないから、ふざけて軽く頭をたたいたら、ないちゃったんだよ」と説明します。周りにいた人たちは次のように話しました。
Cさん:誰がやったの?ちゃんと謝りなさいよ!
Dさん:ぼくもやったけど、最初にやったのはぼくじゃないよ。
Eさん:Aさんどうしたの?僕に話してみて。
Fさん:わたしはそばで見て、笑っただけよ。
Gさん:友達が泣いているんだから、みんなでなんとかしてあげようよ。
Hさん:僕は見てなかったし、関係ないよ。
Iさん:Aさんがからかわれてるのを見たわ。かわいそうだなと思ったけど、怖かったからなにもできなかったの。
子どもたちに、「誰が正しいことを言っていると思うか」聞きました。
すると、意見がわかれたのは、Iさんでした。
「かわいそうだと思っているから、正しい。」「でも、こわいからって何も行動しないのは違うと思う。」「他にできることがないか考えないですぐにあきらめてる。」・・・
そこで、「正しいと分かってるのに、できなかったことがあるか。」聞くと、71%が「ある」と答えました。その後、みんなでどうしてできないのかな、どうすればいいのかな、と話し合いました。
授業後の感想には、次のようなものがありました。
「見て見ぬふりをすることもいじめだし、自分が勇気を出せば、何かが変わるかもしれない。自分にもできることが何かあるから、積極的に探そうと思いました。」
「相手の立場で考えることを大事にしたいです。」
「僕は今まで、けんかや意地悪をがあると、止めればいいのに、毎回こわくて言えなかったけど、次からは、勇気を出して”やめなよ”と言いたいです。それでもやめなかったら、先生とかに言って少しでも減らしたいです。」
「私はCさんのタイプだと思いました。せっかちですぐおこるし、怖がりで自分から行動できないし。でも、見て見ぬふりはいじめと同じだと気づき、勇気を出して行動できる人になりたいと思いました。正しくない人ばっかりでも、正しい道を進める人になりたいです。」
「遊びのつもりでやったとしても、相手の感じ方は違うかもしれないということを改めて深く感じました。」