囲炉裏のある暮らし
- 公開日
- 2018/02/01
- 更新日
- 2018/02/01
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佐藤さんの古民家の中に入ると、囲炉裏の匂い、温かみのある障子からもれる光と照明のほの暗さに、3年生は気持ちがほっこり。さっそく土間から囲炉裏の近くへあがらせていただきました。佐藤さんから、通常家族の着座場所が決まっており、家族内の序列秩序を再確認するという意味もあったことを説明していただきました。また、かまどや照明具の火種として使われたこと、火棚を組み、濡れた着物を乾かしたり、食料(魚やヘビなども)などの乾燥に用いたことも教えていただきました。家族のコミュニケーションの中心
に囲炉裏があり、家族や人を集結させる場としての機能を持っていたそうです。薪を燃やすことにより、家屋の耐久性向上のため、部屋中に暖かい空気を充満させ、木材中の含水率を下げ、腐食しづらくなるそうです。梁や茅葺屋根、藁屋根の建材に浸透し、防虫性や防水性を高めるという昔の人たちの知恵に、3年生は驚いていました。