東南アジアの子どもたちの授業
- 公開日
- 2018/01/18
- 更新日
- 2018/01/18
行事風景
昨日、5・6年生の総合的な学習の時間に、NPO法人「アジア教育友好協会」で、ラオス、ベトナムなど東南アジアで学校建設に携わっている宍戸仙助氏をお招きし、お話を聞きました。水汲みに行くために長距離を毎日7往復しなければならない少女の話。兄妹の死を何度も体験したために「将来の夢は?」との質問に「大人になること」と答える少女の話。クラスター爆弾の不発弾で目の前で兄を亡くした男の子の話。そのような貧しい現地の子どもたちが東日本大震災の際に日本のために募金をしてくれた話・・・など、宍戸氏が現地で目の当たりにした体験をもとにしたお話でした。話を聞きながら子どもたちも、今の自分がいかに恵まれた生活をしているかを考えさせられるとともに、そのような子どもたちに学校を作る活動を進めている宍戸氏に感銘を受けていました。
内容もさることながら子どもたちが「プロの役者かと思った」と話すほど宍戸氏の話術が巧みで、90分の長時間の授業でしたが、どもたちは最後まで真剣に話を聞いていました。
最後に、宍戸氏は授業を次の言葉でしめくくりました。「勉強する本当の目的は何だと思いますか?・・・人の役に立つ人間になることですよ。」