5年宿泊学習第1日目活動スナップその3
- 公開日
- 2018/09/26
- 更新日
- 2018/09/26
行事風景
会津藩校日新館見学 ならぬことはならぬものです−什の掟
同じ町内に住む6歳から9歳までの藩士の子たちは10人前後で集まりをつくりました。この集まりのことを会津藩では什 (じゅう)と呼び、そのうちの年長者が一人什長となりました。什により違うところもありましたが、毎日順番に、什の仲間のいずれかの家に集まり、什長が次のような「お話」を一つひとつみんなに申し聞かせ、「お話」に背いた者がいなかったかどうかの反省会を行いました。
・年長者の言ふことに背いてはなりませぬ
・年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
・嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
・卑怯な振舞をしてはなりませぬ
・弱い者をいぢめてはなりませぬ
・戸外で物を食べてはなりませぬ
・戸外で婦人と言葉を交へてはなりませぬ
・ならぬことはならぬものです
「お話」に背いた者がいれば、什長はその者を部屋の真ん中に呼び、事実の有無を「審問」しました。
仲間たちから受ける審問は辛いものでしたが、子どもたちが「会津武士の子はこうあるべきだ。」ということを互いに約束し、励み合ったものだったそうです。